オアハカ渓谷はアトヤック川を南と東に貫き、中心部は海抜1,158m、年間平均気温は18℃、首都メキシコシティからは車で4時間半の所にあります。オアハカ市(Oaxaca)の人口は20万、近くにはかつてサポテカ族が400メートル程の丘の頂を平らにならし、その上に築いた聖なる都市:彼等の言葉で「天空の都市」があります。
モンテ・アルバン遺跡は、6〜8世紀に絶頂期を迎え1,500年にわたって栄えた歴史があります。9〜10世紀頃、この地帯にはきらびやかな金細工をもたらし、後にミトラの都市を築いたミステカ族が住み着きました。彼らはスペイン人がやって来た時もオアハカ渓谷の東端でまだ繁栄を保っていました。スペイン人がアンテケラと命名し1529年に計画建設されたコロニアル都市:オアハカは、かつてはニュースペイン第二の大都市であった時期もあり、その時代を象徴するように豪華な教会や修道院が建てられました。19世紀になると、この地方の統治者のうちフアレスとディアスの2人がメキシコ大統領となりこの国を変えることになりました。
1987年、オアハカ並びにモンテ・アルバンはユネスコにより世界遺産に指定されました。遺跡、教会の飾り壁の金装飾、採石場の緑という植民地の輝きが何世紀もの長きにわたって守られてきた都市です。
オアハカのホテル
オアハカの観光名所:
サントドミンゴ教会(IGLESIA DE SANTO DOMINGO):1575年から約10年かかけて建造されたメキシコ風バロック建築です。二つの鐘楼を持つ外観の素晴らしさと、重厚な内装(特に主祭壇)が特徴的です。世界遺産に登録されているオアハカ歴史地区の代表的な建物です。
モンテ・アルバン遺跡(RUINAS DE MONTE ALBAN):オアハカで最大の遺跡。高さ約500mの丘に広がっています。オルメカ・サポテカ文化の中心を成す宗教都市遺跡です。広場は周囲をテオティワカン形式の建物が取り囲んでおり、現存する建物のほとんどが絶頂期である第3期のものです。
ミトラ遺跡(RUINAS DE MITLA):サポテカ族が創建した宗教都市で、ミトラとは「死者の町」を意味します。14世紀にミステカ族が継承して王族や高僧の埋葬の地となりました。5つの遺跡のうち、石柱群と教会群はよく修復されています。
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